Q　この業界（左官）を選んだきっかけ、理由は？
A　大工だった祖父の背中を追いかけて、工業高校の建築家に進学しました。しかし、就職活動を始めたとき、大工という職の求人が圧倒的に少なく、同じ建築に携わる仕事である左官の仕事をする菅野左官店の求人が目に留まり、「左官=壁を塗る」というイメージしかなかったものの面接に行きました。お話しをさせていただくと、これから自分がしていく仕事と考えたときに、なんだか惹かれるものがあり入社しました。 

Q　入社前と入社後ではイメージは変わりましたか？
A　「左官＝壁を塗る」というイメージでしたが、実際には壁だけではなく、天井、床、その他たくさんの仕事があり、その仕事に対しての手法、素材も膨大で左官仕事の奥深さに驚くことばかりです。入社後の私の一つのターニングポイントになったのが、東日本大震災で被災した古い建築物の改修工事です。この経験を通して、左官という伝統的な技術を絶やしてはいけない、と思ったんです。私は今、時代にあわせ新しいものを生み出す力、そして、いざという時に、古き良きものを守れる力を培っていきたいと思っています。

 Q　現在の仕事内容を教えてください。
 A　現場の職長をしています。職長という役職は、皆さんに分かりやすく言うと、「部活の部長、委員会の委員長、リーダー」といったところでしょうか。仲間と一緒に作業をしながら、現場内で、現場監督、他職の職長と打ち合わせをして、現場が少しでもスムーズに安全に仕事ができるように、連絡・調整をしています。そのなかで、私が一番大切にしていることは、一緒に働く仲間が仕事しやすくするためにはどうすればいいのか、ということを自分で決めるのではなく、仲間と相談する、コミュニケーションをしっかりとるということに力を入れています。

Q　この業界（左官）を選んだきっかけ、理由は？
A　もともと絵が好きで、美術関係のことを学びたいと思い、高校を選びました。就職活動の際に、これまで自分が学んできたことを生かす仕事がしたいと思い、出会ったのが「左官」の仕事でした。鏝（コテ）を使って作り上げられるものはとてもきれいで、何かを作るということが好きな私にとって、肌に合う職業でした。 

Q　入社前に不安はありましたか？また、イメージに変化はありましたか？
A　現場の仕事は、男性がしている力仕事だというイメージがあったので、女性の私にできるのだろうかという不安がありました。実際に働いてみると、「左官」の仕事は大胆なところもあるけれども、繊細なところが非常に多く、女性ならではの感性が発揮できる職業だなと感じました。あとは、「職人＝怖い」というイメージがあったんですけど、、、、（笑）。全然そんなことはなくて、雰囲気も良く、仕事も丁寧に教えてくれる方々ばっかりだったので、安心して続けていける仕事だなって思います。

 Q　会社の好きなところはどこですか？
 A　一人ひとりの社員に真摯に向き合ってくれるところです。特に資格取得に関しては、時期に応じて挑戦できるものを教えてくれて、資格取得費用を負担してくれます。社員一人ひとりの能力向上に積極的に支援してくれるので、私もそれに応えたい、がんばりたいという気持ちになります。

わが社の若手３人のインタビューは、いかがでしたか？「左官の仕事って、なんだかすごく厳しいんじゃないか...」「職場環境が不安」「左官の仕事を覚えることができるのか？」等々、まだまだわからないことだらけだと思います。でも、３人のインタビューを見て少しでも興味を持ってもらえたなら、ぜひ「左官の世界」へ飛び込んでみてください。もちろん、大変なこともたくさんあるけれど、職場の雰囲気は、明るく！楽しく！時には厳しいけど....共に働く仲間を大切に思う気持ちは、どこにも負けません！長い歴史の中、培われてきた日本伝統の技術職「左官」.....私たち菅野左官店で、共に働いてみませんか？皆さんのご応募を心からお待ちしています。